テーマ:金融教育の在り方平成25年8月5日(月) 13:00~14:30

レポート

 茨城県教育研修センターの主催する産業教育研修講座(商業)に講師を派遣し、商業科目を担当する高校の教員約25名を対象として、金融教育の在り方について講話を行いました。  
 当日は、まず、参加者が授業を実施される際に参考となるよう、最近の銀行業界の状況について説明しました。銀行業界全体での資金運用益や手数料収支の推移について図表を用いて解説し、最近の経営課題等についても説明しました。さらに新しい決済手段である電子記録債権「でんさい」の仕組みについてパンフレットに沿って説明しました。  
 次に、金融経済教育の意義やその推進と、全銀協の金融経済教育活動の概要について30分程度説明しました。金融経済教育の推進については、金融広報中央委員会の「金融教育プログラム」や、金融経済教育研究会報告書の内容を紹介し、最近の動向を説明しました。全銀協の活動については、全銀協が作成・配布している教材についての説明、高等学校への出張講座の実績の紹介などを行いました。  
 最後に、商業科で参考になる授業の実践例として、金融経済教育研究指定校における取組みを紹介しました。紹介した授業実践例は、香川県立観音寺中央高等学校での「経済活動と法」の授業香川県立高松商業高等学校での「総合実践」の授業川崎市立商業高等学校での「会計」の授業神奈川県立相模原総合高等学校での「産業社会と人間」の授業です。それぞれの授業について、指導案等をもとに授業内容を説明しました。