テーマ:ライフプランとお金平成26年7月30日(水) 13:30~15:00

レポート

仙台市消費者教育教員研修

 仙台市消費生活センターおよび仙台市教育センターが主催する教員向け研修に講師を派遣し、小学校・中学校の家庭科教員約11名を対象として、「ライフプランとお金」について講話を行いました。 
 当日は、全銀協が実践している金融経済教育の取組みについて、教材提供支援出張講座を中心に説明を行った後、カードゲーム教材の体験を行いました。 
 金融経済教育の取組みについては、その目的や内容、金融庁・金融経済教育研究会の報告書で示されている「金融リテラシー」や教科との関わりを踏まえて全銀協が作成・配布している教材についての説明、学校への出張講座の実績や実践例、金融経済教育研究指定校における金融経済授業の実践例の紹介などを行いました。 
 続いてのカードゲーム教材「生活設計・マネープランゲーム」は、生徒に、人生には様々な選択があることに気付かせ、計画性を持って生活をしていく必要性があることを体感してもらうものです。このゲームは4~6人の生徒が1班になり役割を分担して行うものなので、消費生活センターの職員も交えて4名1班で行いました。 
 ゲームは、引いたカードで収入と支出が決まっていきます。20代から10代ごとに、収入、支出、結婚や住居購入などのライフイベントを選択し、選択に伴う費用とともにワークシートに記入し、貯蓄額などの計算を行います。最後に、どんな人生だったか、収入の範囲で生活ができたかどうか、などの振り返りを行います。ゲームで生徒の興味関心を高め、家計管理、ローン、クレジット、金融などについての社会科、家庭科、総合的な学習の時間といった教科の学習の導入とすることができます。 
 講師からは、ゲームの進行方法や留意点とあわせて、学校教育現場でのこれまでの実践を踏まえた活用方法等について説明を行いました。

使用教材