第二地銀協地銀
第二地銀協地銀
(東京スター銀行、石川銀行、中部銀行を含まない53行:特定取引勘定設置銀行1行) 第二地銀協地銀の平成13年度決算をみると、資金運用益は、国内金利が極めて低い水準で推移したことなどから、資金運用収益、資金調達費用がともに減少したものの、後者の減少幅が前者のそれを上回った結果、前年度の減益から増益に転じた。経常利益は、株式等関係損益の損失超過額が大幅に増加したことに加え、貸倒引当金の繰入や貸出金償却などにより、前年度(355億円の赤字)に引続き2,077億円の赤字となり、赤字幅は大幅に拡大した。 当期利益は、前年度(836億円の赤字)に引続き1,860億円の赤字となった。
業容面をみると、預金は前年度末比0.0%増、貸出金は同1.2%減となった。
損益状況
- 資金運用益
- 資金運用益は、1兆1,679億円(前年度比69億円、0.6%増)と前年度の減益から増益に転じた。
- 役務取引等収益・費用
- 受入為替手数料収益などが増加したことから、収益超過額は613億円(前年度比36億円、6.2%増)となった。
- その他業務収益・費用
- 国債等債券関係損益が358億円の収益超過(前年度比135億円、60.8%増)となったことなどにより、全体の収益超過額は、443億円(同202億円、84.1%増)となった。
- その他経常収益・費用
- 株式等関係損益は、株式市場の低迷により前年度を大幅に上回る1,481億円の損失超過となった(前年度142億円の損失超過)。また、個別貸倒引当金純繰入額が3,449億円(前年度比309億円、9.8%増)、一般貸倒引当金繰入額が548億円(同193億円、54.3%増)、貸出金償却が569億円(同83億円、17.2%増)といずれも増加した。この結果、全体の損失超過額は、6,237億円と拡大した(前年度4,082億円の損失超過)。
- 営業経費
- 営業経費は、人件費が減少したことから、8,576億円(前年度比124億円、1.4%減)となった。
- 経常利益・当期利益
- 以上の結果、経常収益は1兆5,928億円(前年度比433億円、2.6%減)、経常費用は1兆8,006億円(同1,290億円、7.7%増)となり、経常利益は2,077億円の赤字と前年度(355億円の赤字)を上回る赤字となった(増益5行、黒字転換5行、減益21行、経常損失22行)。当期利益は、法人税等調整額1,038億円が増益要因となったものの、1,860億円の赤字と前年度(836億円の赤字)を上回る赤字となった(増益7行、黒字転換7行、減益18行、当期損失21行)。
利回り・利鞘(国内業務部門)
資金運用利回りをみると、貸出金利回りは、前年度比0.05%ポイント低下して2.62%となり、有価証券利回りは、同0.36%ポイント低下して1.25%となった。また、コールローン等利回りは同0.18%ポイント低下して0.02%となった。この結果、資金運用利回りは、同0.11%ポイント低下して2.22%となった。 一方、資金調達原価をみると、預金債券等利回りは、前年度比0.10%ポイント低下して0.16%となり、コールマネー等利回りは同0.13%ポイント低下して1.56%となった。また、経費率は同0.05%ポイント低下して1.54%となった。この結果、資金調達原価は、同0.15%ポイント低下して1.72%となった。以上の結果、総資金利鞘は前年度比0.04%ポイント拡大して0.50%となった。






