レポート

 情報処理科3年生の課題研究授業の一環として、生活設計・マネープランゲームを活用した授業が実施されました。

 前時では、職業の決定と20歳代の人生体験、貯蓄の計算まで行いました。
 本時では、まずワークシートに20歳代の貯蓄額と思い出ポイントを記入し、20歳代の人生体験について振り返りました。
 続いて、30歳代のライフイベントを確認し、ゲームを進めていきます。資料集p4-5の「人生の三大資金」について確認し、実際に30歳代には資料集にあるようなライフイベントが多いこと、また、住宅資金の説明では、最寄り駅周辺のマンション価格の相場など、生徒たちにも身近な例を用いた説明がありました。
 「結婚」「子育て」のカードを引き、30歳代の家族構成が決まったところで、収入、基本生活支出、非消費支出の確認をしました。「結婚して2人とも働く」カードを引いた生徒には、表計算ソフトのワークシートに収入の金額を1.5倍する計算式を入れ、30歳代の収入を計算するよう指示がありました。 

 住宅購入に移る前に、現在の貯蓄額で住宅が購入できるかどうか、確認しました。
 この時点で、住宅資金の目安となる3,637万円(資料集p4-5「人生の三大資金」住宅資金より)の貯蓄がある生徒はいませんでしたが、貯蓄がなくても家を購入する方法としてローンの説明(資料集p6-7)があり、お金を借りるときの金利と頭金の違いで最終的に支払う金額に大きな差があることを確認しました。また、ローンを利用できるかどうかは、その人の「信用」に関係することが説明され、携帯電話の端末料金を例に、月々の支払が滞ると、個人信用情報機関に情報が登録され将来ローンが利用できない場合もある、などの説明がされました。
 生徒がそれぞれ住居カードを選び、購入か賃貸を決めて、授業は終了となりました。

 授業の最後に、次回の授業内容として、住居の選択の際、貯蓄額に応じた住居だったかを見直し、30歳代の車の購入やイベント&アクシデントを体験し、40歳代の転職に進むことが説明されました。