平成14年2月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比4兆9,001億円、1.0％増、前年同月末比では、14兆9,830億円、3.2％増であった。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比3兆8,793億円、1.8％増、前年同月末比では、16兆2,113億円、8.1％増となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比3,772億円、0.2％増、前年同月末比では、1,930億円、0.1％増となった。
   地方銀行IIは、前月末比482億円、0.1％減、前年同月末比では、4,681億円、0.8％減となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行の実質預金は、前月末比4,261億円、1.5％増、前年同月末比では、312億円、0.1％減となった。 　
   長期信用銀行の実質預金は、前月末比2,657億円、4.7％増、前年同月末比では、5,530億円、8.5％減となり、債券純発行高は、前月末比8,387億円、3.9％減、前年同月末比では、4兆3,150億円、17.3％減であった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比6,171億円、0.1％減、前年同月末比では、14兆6,041億円、3.2％減であった。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比4,553億円、0.2％減、前年同月末比では、8兆5,170億円、4.0％減となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比3,363億円、0.3％増、前年同月末比では、2,421億円、0.2％減となった。
   地方銀行IIは、前月末比514億円、0.1％減、前年同月末比では、1兆2,757億円、2.8％減となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比1,085億円、0.3％減、前年同月末比では、227億円、0.1％増であった。 　
   長期信用銀行は、前月末比3,381億円、1.3％減、前年同月末比では、3兆9,471億円、13.1％減であった。

〔参考〕

全国銀行の2月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、444兆1,742億円であるが、債権流動化額等の特殊要因6兆6,600億円を加えた調整後残高は、450兆8,342億円、前年同月末比10兆3,341億円、2.2％減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行）（56行）、信託銀行（7行：三菱信託・安田信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・みずほ信託）、長期信用銀行（3行）の5業態をいう。

本件に関する照会先：木佐森、木村　　Tel　03-5252-3778

次回の発表日：平成14年4月9日（火）予定