平成16年6月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆5,648億円、0.3％減、前年同月末比では、5兆9,604億円、1.2％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,937億円、1.7％減、前年同月末比では、3兆3,566億円、22.8％減であった。

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比4兆1,426億円、1.7％減、前年同月末比では、6兆819億円、2.7％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1兆8,468億円、1.0％増、前年同月末比では、371億円、0.02％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比4,985億円、0.9％増、前年同月末比では、2,767億円、0.5％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比455億円、0.1％増、前年同月末比では、6,255億円、1.9％減となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比9,099億円、0.2％減、前年同月末比では、11兆1,087億円、2.7％減であった。 　

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比2,721億円、0.1％減、前年同月末比では、9兆5,408億円、4.8％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比2,073億円、0.2％減、前年同月末比では、6,787億円、0.5％減となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比72億円、0.01％増、前年同月末比では、320億円、0.1％減となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比1,564億円、0.5％減、前年同月末比では、1,212億円、0.4％増となった。

〔参考〕

全国銀行の6月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、400兆3,576億円であるが、債権流動化額等の特殊要因5兆300億円を加えた調整後残高は、405兆3,876億円、前年同月末比6兆5,387億円、1.6％減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行49行）、信託銀行（8行：三菱信託・みずほ信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の130行である。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　　Tel　03-5252-3778

次回（平成16年7月末）の発表日：平成16年8月6日（金）予定