平成17年7月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比2,887億円、0.1％減、前年同月末比では、7兆8,115億円、1.5％増となった。また、債券純発行高は、前月末比668億円、0.7％減、前年同月末比では、1兆6,647億円、14.9％減であった。

各業態における7月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆2,627億円、0.5％増、前年同月末比では、4兆9,320億円、2.1％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1兆5,981億円、0.8％減、前年同月末比では、1兆8,351億円、1.0％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比1,908億円、0.4％減、前年同月末比では、9,248億円、1.7％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比1,025億円、0.3％増、前年同月末比では、5,949億円、1.8％減となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆4,556億円、0.9％増、前年同月末比では、3兆8,035億円、0.9％減であった。

各業態における7月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆7,994億円、1.0％増、前年同月末比では、7兆2,505億円、3.8％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比8,857億円、0.7％増、前年同月末比では、1兆7,448億円、1.3％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比3,825億円、1.0％増、前年同月末比では、7,182億円、1.8％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比4,339億円、1.5％増、前年同月末比では、8,288億円、2.8％増となった。

〔参考〕

全国銀行の7月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、397兆5,388億円であるが、債権流動化額等の特殊要因5兆6,800億円を加えた調整後残高は、403兆2,188億円、前年同月末比1兆5,765億円、0.4％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行48行）、信託銀行（8行：三菱信託・みずほ信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の129行である。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　Tel03-5252-3778

次回（平成17年8月末）の発表日：平成17年9月7日（水）予定