全国銀行 預金・貸出金速報

平成17年12月中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比3,523億円、0.1%減、前年同月末比では9兆2,221億円、1.8%増となった。また、債券純発行高は、前月末比899億円、1.0%減、前年同月末比では1兆4,810億円、14.1%減であった。

各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比2兆6,853億円、1.1%減、前年同月末比では、6兆2,098億円、2.7%増となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比1兆8,016億円、1.0%増、前年同月末比では、1兆7,520億円、0.9%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比8,724億円、1.6%増、前年同月末比では、6,956億円、1.3%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比5,643億円、1.8%減、前年同月末比では7,057億円、2.2%減となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比4兆2,622億円、1.1%増、前年同月末比では4兆7,692億円、1.2%増であった。

各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比5,716億円、0.3%増、前年同月末比では67億円、0.003%減となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比2兆6,500億円、1.9%増、前年同月末比では2兆5,001億円、1.8%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比8,492億円、2.1%増、前年同月末比では1兆405億円、2.6%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比2,228億円、0.7%増、前年同月末比では8,805億円、2.9%増となった。
〔参考〕
全国銀行の12月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、407兆4,689億円であるが、債権流動化額等の特殊要因4兆3,000億円を加えた調整後残高は、411兆7,689億円、前年同月末比8兆9,192億円、2.2%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
全国銀行とは、都市銀行(7行:みずほ・東京三菱・UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行II(第二地方銀行協会加盟の地方銀行48行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の128行である。

平成17年中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、年中9兆2,221億円、1.8%増(前年は年中6兆5,514億円、1.3%増)となり、5年連続で増加となった。また、債券純発行高は、年中1兆4,810億円、14.1%減(前年は年中2兆3,357億円、18.2%減)となった。

各業態における17年中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年中6兆2,098億円、2.7%増(前年は年中4兆2,048億円、1.8%増)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年中1兆7,520億円、0.9%増(前年は年中1兆9,346億円、1.1%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、年中6,956億円、1.3%増(前年は年中6,714億円、1.3%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年中7,057億円、2.2%減(前年は年中9,379億円、2.9%減)となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、年中4兆7,692億円、1.2%増(前年は年中9兆8,935億円、2.4%減)となり、7年ぶりに増加となった。

各業態における17年中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年中67億円、0.003%減(前年は年中10兆6,561億円、5.4%減)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年中2兆5,001億円、1.8%増(前年は年中768億円、0.1%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、年中1兆405億円、2.6%増(前年は年中832億円、0.2%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年中8,805億円、2.9%増(前年は年中6,009億円、2.0%増)となった。

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 加藤 Tel03-5252-3778

次回(平成18年1月末)の発表日:平成18年2月7日(火)予定