全国銀行 預金・貸出金速報

平成18年9月中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆9,856億円、0.4%増、前年同月末比では4,060億円、0.1%減となった。また、債券純発行高は、前月末比1,775億円、2.3%減、前年同月末比では1兆7,210億円、18.4%減であった。

各業態における9月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比214億円、0.008%減、前年同月末比では、4兆2,660億円、1.8%減となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比8,429億円、0.4%増、前年同月末比では、2兆2,198億円、1.2%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比4,765億円、0.9%増、前年同月末比では、5,713億円、1.1%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比4,523億円、1.4%増、前年同月末比では3,426億円、1.1%減となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆2,564億円、0.8%増、前年同月末比では8兆5,337億円、2.1%増であった。

各業態における9月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比1兆734億円、0.6%増、前年同月末比では1兆960億円、0.6%増となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比1兆4,545億円、1.0%増、前年同月末比では4兆4,495億円、3.2%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比5,508億円、1.3%増、前年同月末比では1兆3,389億円、3.3%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比2,365億円、0.8%減、前年同月末比では988億円、0.3%増となった。
〔参考〕
全国銀行の9月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、411兆6,672億円であるが、債権流動化額等の特殊要因3兆800億円を加えた調整後残高は、414兆7,472億円、前年同月末比11兆6,437億円、2.9%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行II(第二地方銀行協会加盟の地方銀行47行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の126行である。

平成18年度上半期中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、期中5兆336億円、1.0%減(前年同期は期中2兆1,679億円、0.4%増)となった。債券純発行高は、期中1兆1,320億円、12.9%減(前年同期は期中6,546億円、6.5%減)であった。

各業態における18年度上半期中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、期中6兆5,420億円、2.7%減(前年同期は期中2兆5,188億円、1.0%増)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、期中735億円、0.03%増(前年同期は期中1兆1,515億円、0.6%減)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、期中4,868億円、0.9%増(前年同期は期中2,528億円、0.5%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、期中3,264億円、1.0%増(前年同期は期中216億円、0.1%増)となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、期中1兆6,594億円、0.4%増(前年同期は期中1兆7,864億円、0.4%増)であった。

各業態における18年度上半期中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、期中1兆234億円、0.5%減(前年同期は期中4,821億円、0.3%増)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、期中1兆1,096億円、0.8%増(前年同期は期中2,810億円、0.2%減)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、期中5,157億円、1.2%増(前年同期は期中1,813億円、0.4%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、期中1,347億円、0.4%増(前年同期は期中1兆1,006億円、3.7%増)となった。

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 加藤 Tel03-5252-3778

次回(平成18年10月末)の発表日:平成18年11月8日(水)予定