平成19年2月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆3,956億円、0.3％増、前年同月末比では、4兆4,912億円、0.9％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,421億円、2.0％減、前年同月末比では、1兆7,883億円、20.2％減であった。
各業態における2月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比4,692億円、0.2％増、前年同月末比では、8,468億円、0.4％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1兆1,649億円、0.6％増、前年同月末比では、2兆8,080億円、1.5％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比1,906億円、0.4％増、前年同月末比では、7,462億円、1.4％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比5,035億円、1.5％減、前年同月末比では、6,309億円、2.0％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比1兆8,695億円、0.5％減、前年同月末比では、4兆9,742億円、1.2％増であった。

各業態における2月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆7,623億円、0.9％減、前年同月末比では、6,598億円、0.4％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比131億円、0.009％増、前年同月末比では、3兆2,409億円、2.3％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比666億円、0.2％減、前年同月末比では、9,395億円、2.3％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比229億円、0.1％増、前年同月末比では、1,494億円、0.5％減となった。

〔参考〕

全国銀行の2月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、408兆6,591億円であるが、債権流動化額等の特殊要因3兆5,900億円を加えた調整後残高は、412兆2,491億円、前年同月末比8兆4,642億円、2.1％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行46行）、信託銀行（7行：三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の125行である。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　　Tel　03-5252-3778

次回（平成19年3月末、平成18年度中）の発表日：平成19年4月10日（火）予定