平成19年4月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比3兆1,383億円、0.6％増、前年同月末比では、7兆3,660億円、1.4％増となった。また、債券純発行高は、前月末比739億円、1.1％増、前年同月末比では、1兆4,399億円、17.1％減であった。

各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比2兆2,070億円、0.9％増、前年同月末比では、3,652億円、0.1％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比3,969億円、0.2％増、前年同月末比では、3兆8,116億円、2.0％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比4,396億円、0.8％増、前年同月末比では、1兆217億円、1.9％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,843億円、0.6％増、前年同月末比では、1兆1,592億円、3.7％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆5,247億円、0.9％減、前年同月末比では、2兆8,206億円、0.7％増であった。

各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆5,415億円、0.8％減、前年同月末比では、3兆2,122億円、1.7％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1兆2,684億円、0.9％減、前年同月末比では、3兆5,666億円、2.6％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比2,969億円、0.7％減、前年同月末比では、7,912億円、1.9％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比4,655億円、1.5％減、前年同月末比では、2,059億円、0.7％増となった。

〔参考〕

全国銀行の4月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、409兆2,789億円であるが、債権流動化額等の特殊要因4兆2,400億円を加えた調整後残高は、413兆5,189億円、前年同月末比6兆9,206億円、1.7％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行Ⅱ（第二地方銀行協会加盟の地方銀行46行）、信託銀行（7行：三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の125行である。

本件に関する照会先：金融調査部　平井　　Tel　03-5252-3778

次回（平成19年5月末）の発表日：平成19年6月7日（木）予定