平成19年8月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比2兆7,659億円、0.5％減、前年同月末比では、7兆635億円、1.4％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,006億円、1.5％減、前年同月末比では、1兆2,556億円、16.1％減であった。

各業態における8月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比2兆4,324億円、1.0％減、前年同月末比では、7,284億円、0.3％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比4,053億円、0.2％減、前年同月末比では、3兆9,846億円、2.1％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比941億円、0.2％減、前年同月末比では、9,807億円、1.8％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比285億円、0.1％増、前年同月末比では、8,380億円、2.7％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比1兆1,275億円、0.3％増、前年同月末比では、7,361億円、0.2％増であった。 　

各業態における8月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比8,191億円、0.4％増、前年同月末比では、3兆5,727億円、1.9％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比910億円、0.1％増、前年同月末比では、3兆4,354億円、2.4％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比168億円、0.04％増、前年同月末比では、5,413億円、1.3％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比1,319億円、0.4％増、前年同月末比では、7,382億円、2.4％減となった。

〔参考〕

全国銀行の8月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、409兆69億円であるが、債権流動化額等の特殊要因2兆3,500億円を加えた調整後残高は、411兆3,569億円、前年同月末比2兆9,561億円、0.7％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行Ⅱ（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行：三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

本件に関する照会先：金融調査部　平井　　Tel　03-5252-3778

次回（平成19年9月末、上半期中）の発表日：平成19年10月10日（水）予定