I 預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、前月末比5兆5,565億円、1.1%増、前年同月末比では、10兆3,597億円、2.0%増となった。また、債券純発行高は、前月末比783億円、1.2%減、前年同月末比では、1兆1,138億円、15.1%減であった。
各業態における11月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比4兆136億円、1.7%増、前年同月末比では、4兆7,300億円、2.0%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比1兆765億円、0.6%増、前年同月末比では、4兆2,927億円、2.3%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比1,335億円、0.2%増、前年同月末比では、9,330億円、1.7%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比3,916億円、1.2%増、前年同月末比では、684億円、0.2%減となった。
II 貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比1兆2,867億円、0.3%増、前年同月末比では、1兆860億円、0.3%減であった。
各業態における11月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比1兆436億円、0.6%増、前年同月末比では、5兆7,840億円、3.1%減となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比3,889億円、0.3%増、前年同月末比では、3兆7,926億円、2.7%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比735億円、0.2%増、前年同月末比では、6,788億円、1.6%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比1,670億円、0.6%減、前年同月末比では、7,053億円、2.3%減となった。
- 〔参考〕
- 全国銀行の11月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、408兆6,264億円であるが、債権流動化額等の特殊要因2兆700億円を加えた調整後残高は、410兆6,964億円、前年同月末比8,640億円、0.2%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
- 〔注〕全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行Ⅱ(第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。