全国銀行 預金・貸出金速報

平成19年12月中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比8,467億円、0.2%増、前年同月末比では10兆7,069億円、2.1%増となった。また、債券純発行高は、前月末比947億円、1.5%減、前年同月末比では1兆1,060億円、15.2%減であった。

各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比3兆7,298億円、1.5%減、前年同月末比では、3兆7,631億円、1.6%増となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比3兆1,592億円、1.6%増、前年同月末比では、4兆7,209億円、2.5%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、前月末比8,973億円、1.6%増、前年同月末比では、8,881億円、1.6%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比2,843億円、0.9%増、前年同月末比では5,933億円、1.9%増となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比7兆2,946億円、1.8%増、前年同月末比では1兆7,984億円、0.4%増であった。

各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比3兆829億円、1.7%増、前年同月末比では3兆5,919億円、1.9%減となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比2兆3,933億円、1.7%増、前年同月末比では3兆9,387億円、2.7%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、前月末比8,736億円、2.1%増、前年同月末比では8,047億円、1.9%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比7,074億円、2.4%増、前年同月末比では2,346億円、0.8%減となった。
〔参考〕
全国銀行の12月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、416兆110億円であるが、債権流動化額等の特殊要因2兆600億円を加えた調整後残高は、418兆710億円、前年同月末比3兆8,184億円、0.9%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行Ⅱ(第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

平成19年中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、年中10兆7,069億円、2.1%増(前年は年中1兆2,552億円、0.2%増)となり、7年連続で増加となった。また、債券純発行高は、年中1兆1,060億円、15.2%減(前年は年中1兆7,523億円、19.4%減)となった。

各業態における19年中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年中3兆7,631億円、1.6%増(前年は年中2兆8,918億円、1.2%減)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年中4兆7,209億円、2.5%増(前年は年中1兆9,436億円、1.0%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、年中8,881億円、1.6%増(前年は年中7,070億円、1.3%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年中5,933億円、1.9%増(前年は年中8,126億円、2.6%増)となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、年中1兆7,984億円、0.4%増(前年は年中6兆8,337億円、1.7%増)となり、3年連続で増加となった。

各業態における19年中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年中3兆5,919億円、1.9%減(前年は年中1兆1,165億円、0.6%増)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年中3兆9,387億円、2.7%増(前年は年中3兆1,459億円、2.2%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、年中8,047億円、1.9%増(前年は年中1兆285億円、2.5%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年中2,346億円、0.8%減(前年は年中2,000億円、0.6%減)となった。

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 平井  Tel 03-5252-3778

次回(平成20年1月末)の発表日:平成20年2月7日(木)予定