I 預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、前月末比5兆4,540億円、1.0%減、前年同月末比では、10兆1,025億円、1.9%増となった。また、債券純発行高は、前月末比643億円、1.1%減、前年同月末比では、9,652億円、14.5%減であった。
各業態における7月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比2兆7,097億円、1.1%減、前年同月末比では、2兆3,398億円、1.0%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比2兆8,275億円、1.4%減、前年同月末比では、3兆9,307億円、2.0%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、前月末比5,740億円、1.0%減、前年同月末比では、7,866億円、1.4%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比3,921億円、1.2%増、前年同月末比では、1兆9,948億円、6.2%増となった。
II 貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比4,356億円、0.1%減、前年同月末比では、8兆8,818億円、2.2%増であった。
各業態における7月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比6,864億円、0.4%減、前年同月末比では、2兆651億円、1.1%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比4,642億円、0.3%増、前年同月末比では、4兆7,737億円、3.3%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、前月末比211億円、0.04%増、前年同月末比では、1兆353億円、2.5%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比3,145億円、1.0%減、前年同月末比では1,309億円、0.4%増となった。
- 〔参考〕
- 全国銀行の7月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、416兆8,012億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆4,700億円を加えた調整後残高は、418兆2,712億円、前年同月末比10兆4,018億円、2.6%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
- 〔注〕全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行II(第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。