平成20年8月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆8,407億円、0.3％減、前年同月末比では、11兆276億円、2.1％増となった。また、債券純発行高は、前月末比653億円、1.2％減、前年同月末比では、9,299億円、14.2％減であった。

各業態における8月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比2兆9,997億円、1.2％減、前年同月末比では、1兆7,725億円、0.7％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比8,607億円、0.4％増、前年同月末比では、5兆1,966億円、2.7％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比2,172億円、0.4％増、前年同月末比では、1兆979億円、2.0％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,041億円、0.3％増、前年同月末比では、2兆704億円、6.5％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2,618億円、0.1％増、前年同月末比では、8兆160億円、2.0％増であった。

各業態における8月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比2,090億円、0.1％減、前年同月末比では、1兆370億円、0.6％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比4,527億円、0.3％増、前年同月末比では、5兆1,355億円、3.6％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比824億円、0.2％増、前年同月末比では、1兆1,010億円、2.6％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,407億円、0.5％減、前年同月末比では、1,418億円、0.5％減となった。

〔参考〕

　全国銀行の8月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、417兆830億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆2,000億円を加えた調整後残高は、418兆2,830億円、前年同月末比9兆3,060億円、2.3％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成20年9月末、上半期中）の発表日：平成20年10月9日（木）予定