平成20年1月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比3,156億円、0.1％減、前年同月末比では、10兆6,844億円、2.0％増となった。また、債券純発行高は、前月末比496億円、0.8％減、前年同月末比では、1兆843億円、15.1％減であった。

各業態における1月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比2兆602億円、0.9％増、前年同月末比では、3兆5,576億円、1.5％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比2兆3,897億円、1.2％減、前年同月末比では、4兆7,441億円、2.5％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行Ⅱは、前月末比8,034億円、1.4％減、前年同月末比では、1兆135億円、1.9％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比5,633億円、1.7％増、前年同月末比では5,578億円、1.7％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆2,056億円、0.5％減、前年同月末比では、3兆3,268億円、0.8％増であった。

各業態における1月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比89億円、0.004％減、前年同月末比では、2兆37億円、1.1％減となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆1,939億円、0.8％減、前年同月末比では、3兆8,403億円、2.7％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比4,722億円、1.1％減、前年同月末比では、8,456億円、2.0％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比4,807億円、1.6％減、前年同月末比では、943億円、0.3％減となった。

〔参考〕

全国銀行の1月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、413兆7,653億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆9,100億円を加えた調整後残高は、415兆6,753億円、前年同月末比5兆2,068億円、1.3％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行：三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

本件に関する照会先：金融調査部　平井　Tel.03-5252-3778

次回（平成20年2月末）の発表日：平成20年3月7日（金）予定