平成21年5月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆2,682億円、0.2％減、前年同月末比では、13兆2,271億円、2.5％増となった。また、債券純発行高は、前月末比2,000億円、4.7％減、前年同月末比では、1兆7,169億円、29.7％減であった。

各業態における5月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆5,385億円、0.6％減、前年同月末比では、3兆3,344億円、1.4％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比4,181億円、0.2％増、前年同月末比では、5兆5,050億円、2.8％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比95億円、0.01％増、前年同月末比では、9,097億円、1.6％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比2,989億円、0.9％減、前年同月末比では、1兆4,067億円、4.2％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比7,846億円、0.2％減、前年同月末比では、15兆3,883億円、3.7％増であった。

各業態における5月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比9,217億円、0.5％減、前年同月末比では、8兆2,518億円、4.5％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比486億円、0.03％増、前年同月末比では、5兆5,590億円、3.8％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比879億円、0.2％増、前年同月末比では、6,329億円、1.5％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,620億円、0.5％増、前年同月末比では、2兆3,427億円、7.8％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の5月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、430兆2,300億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆6,300億円を加えた調整後残高は、431兆8,600億円、前年同月末比17兆83億円、4.1％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行）、信託銀行（6行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託）、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成21年6月末）の発表日：平成21年7月7日（火）予定