平成21年8月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆5,532億円、0.3％減、前年同月末比では、14兆3,360億円、2.7％増となった。また、債券純発行高は、前月末比2,028億円、5.4％減、前年同月末比では、2兆891億円、37.2％減であった。

各業態における8月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比2兆32億円、0.8％減、前年同月末比では、6兆5,902億円、2.7％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比5,490億円、0.3％増、前年同月末比では、4兆3,394億円、2.2％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比1,995億円、0.4％増、前年同月末比では、9,319億円、1.7％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,913億円、0.5％減、前年同月末比では、6,740億円、2.0％増となった。

 II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆5,458億円、0.6％減、前年同月末比では、7兆411億円、1.7％増であった。

各業態における8月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比2兆2,554億円、1.2％減、前年同月末比では、2兆4,702億円、1.3％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1,547億円、0.1％減、前年同月末比では、3兆7,571億円、2.5％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比895億円、0.2％減、前年同月末比では、4,618億円、1.1％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比732億円、0.2％減、前年同月末比では、1兆9,226億円、6.4％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の8月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、423兆6,140億円であるが、債権流動化額等の特殊要因2兆300億円を加えた調整後残高は、425兆6,440億円、前年同月末比9兆511億円、2.2％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行）、信託銀行（6行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託）、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成21年9月末、上半期中）の発表日：平成21年10月9日（金）予定