平成21年12月末
I 預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、前月末比2兆3,970億円、0.4%増、前年同月末比では12兆8,471億円、2.4%増となった。また、債券純発行高は、前月末比854億円、2.8%減、前年同月末比では2兆509億円、40.8%減であった。
各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比7,066億円、0.3%減、前年同月末比では5兆6,609億円、2.3%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比2兆423億円、1.0%増、前年同月末比では5兆6,895億円、2.9%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比8,864億円、1.6%増、前年同月末比では1兆5,359億円、2.7%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比890億円、0.3%増、前年同月末比では1兆5,697億円、4.3%減となった。
II 貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比3兆2,422億円、0.8%増、前年同月末比では8兆9,273億円、2.1%減であった。
各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比7,445億円、0.4%増、前年同月末比では8兆7,385億円、4.5%減となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比1兆5,743億円、1.0%増、前年同月末比では1,384億円、0.1%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比5,754億円、1.3%増、前年同月末比では1,984億円、0.5%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比4,596億円、1.4%増、前年同月末比では5,049億円、1.6%増となった。
- 〔参考〕
- 全国銀行の12月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、425兆5,154億円であるが、債権流動化額等の特殊要因8,800億円を加えた調整後残高は、426兆3,954億円、前年同月末比8兆573億円、1.9%減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
- 全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行Ⅱ(第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行)、信託銀行(6行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託)、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。
平成21年中
I 預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、年中12兆8,471億円、2.4%増(前年は年中11兆2,207億円、2.1%増)となり、9年連続で増加となった。また、債券純発行高は、年中2兆509億円、40.8%減(前年は年中1兆1,317億円、18.4%減)となった。
各業態における21年中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、年中5兆6,609億円、2.3%増(前年は年中2兆9,804億円、1.2%増)となった。 - 地方銀行
地方銀行は、年中5兆6,895億円、2.9%増(前年は年中3兆2,648億円、1.7%増)となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、年中1兆5,359億円、2.7%増(前年は年中4,417億円、0.8%増)となった。 - 信託銀行
信託銀行は、年中1兆5,697億円、4.3%減(前年は年中3兆8,925億円、11.9%増)となった。
II 貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、年中8兆9,273億円、2.1%減(前年は年中18兆9,417億円、4.6%増)となり、5年ぶりに減少となった。
各業態における21年中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、年中8兆7,385億円、4.5%減(前年は年中9兆6,168億円、5.2%増)となった。 - 地方銀行
地方銀行は、年中1,384億円、0.1%増(前年は年中6兆8,563億円、4.7%増)となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、年中1,984億円、0.5%増(前年は年中8,090億円、1.9%増)となった。 - 信託銀行
信託銀行は、年中5,049億円、1.6%増(前年は年中1兆9,762億円、6.5%増)となった。