I 預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、前月末比2兆1,028億円、0.4%増、前年同月末比では、11兆4,300億円、2.1%増となった。前年同月末比増加は、41か月連続である。
また、債券純発行高は、前月末比1,300億円、4.6%減、前年同月末比では、1兆9,595億円、41.9%減であった。
各業態における2月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比6,288億円、0.3%増、前年同月末比では、5兆4,825億円、2.2%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比1兆4,127億円、0.7%増、前年同月末比では、5兆7,760億円、2.9%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比2,581億円、0.5%増、前年同月末比では、1兆4,420億円、2.6%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比640億円、0.2%減、前年同月末比では、1兆6,378億円、4.5%減となった。
II 貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比4,566億円、0.1%減、前年同月末比では、9兆7,923億円、2.3%減であった。前年同月末比減少は、4か月連続である。
各業態における2月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比4,360億円、0.2%減、前年同月末比では、9兆2,835億円、4.8%減となった。前年同月末比減少は、5か月連続である。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比916億円、0.1%減、前年同月末比では、406億円、0.02%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比298億円、0.1%減、前年同月末比では、1,879億円、0.4%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比1,148億円、0.4%増、前年同月末比では、803億円、0.3%増となった。
- 〔参考〕
- 全国銀行の2月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、422兆3,008億円であるが、債権流動化額等の特殊要因6,300億円を加えた調整後残高は、422兆9,308億円、前年同月末比9兆1,723億円、2.1%減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
- 〔注〕全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行Ⅱ(第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行)、信託銀行(6行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託)、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。