平成22年3月中
I.預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、前月末比11兆2,846億円、2.0%増、前年同月末比では、13兆6,455億円、2.5%増となった。前年同月末比増加は、42か月連続である。
また、債券純発行高は、前月末比1,437億円、5.3%減、前年同月末比では、1兆9,060億円、42.6%減であった。
各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比8兆3,805億円、3.3%増、前年同月末比では、6兆3,233億円、2.5%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比2兆4,915億円、1.2%増、前年同月末比では、6兆4,995億円、3.2%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比73億円、0.01%減、前年同月末比では、1兆4,030億円、2.5%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比1,937億円、0.6%増、前年同月末比では、7,886億円、2.2%減となった。
II.貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比2兆4,688億円、0.6%増、前年同月末比では、10兆6,822億円、2.5%減であった。前年同月末比減少は、5か月連続である。
各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比3,430億円、0.2%減、前年同月末比では、10兆5,347億円、5.4%減となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比7,439億円、0.5%増、前年同月末比では、5,372億円、0.3%減となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比4,812億円、1.1%増、前年同月末比では、4,284億円、1.0%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比1兆3,441億円、4.2%増、前年同月末比では、5,454億円、1.7%増となった。
- 〔参考〕
- 全国銀行の3月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、424兆7,696億円であるが、債権流動化額等の特殊要因を調整した後の残高は、424兆5,496億円、前年同月末比10兆9,122億円、2.5%減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
- 〔注〕
- 全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行Ⅱ(第二地方銀行協会加盟の地方銀行42行)、信託銀行(6行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託)、新生銀行、あおぞら銀行の120行である。
平成21年度中
I.預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、年度中13兆6,455億円、2.5%増(前年度は14兆4,699億円、2.7%増)であった。なお、上半期は0.2%減、下半期は2.7%増となった
債券純発行高は、年度中1兆9,060億円、42.6%減(前年度は1兆4,310億円、24.2%減)となった。
各業態における21年度中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、年度中6兆3,233億円、2.5%増(前年度は5兆2,061億円、2.1%増)となった。 - 地方銀行
地方銀行は、年度中6兆4,995億円、3.2%増(前年度は4兆7,356億円、2.4%増)となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、年度中1兆4,030億円、2.5%増(前年度は5,425億円、1.0%増)となった。 - 信託銀行
信託銀行は、年度中7,886億円、2.2%減(前年度は2兆3,610億円、7.1%増)となった。
II.貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、年度中10兆6,822億円、2.5%減(前年度は17兆8,403億円、4.3%増)であった。前年度比減少は、5年ぶりである。なお、上半期は2.1%減、下半期は0.4%減となった。
各業態における21年度中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、年度中10兆5,347億円、5.4%減(前年度は9兆7,004億円、5.2%増)となった。 - 地方銀行
地方銀行は、年度中5,372億円、0.3%減(前年度は6兆5,422億円、4.4%増)となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、年度中4,284億円、1.0%増(前年度は6,938億円、1.6%増)となった。 - 信託銀行
信託銀行は、年度中5,454億円、1.7%増(前年度は1兆7,926億円、5.7%増)となった。