全国法人取引停止処分者の負債状況

1.件数

1月中の全国における法人の取引停止処分者件数は、903件、前年同月比10.7%増(前年同月は816件、12.7%減)となり、前月の減少から増加に転じた。

2.負債金額

負債金額は、大口負債(1,000億円超)の発生により、3,766億円、前年同月比101.1%増(前年同月は1,872億円、23.7%減)と大幅に増加した。

また、1件あたりの負債金額も4億17百万円(前年同月は2億29百万円)となった。

3.原因別

件数の原因別構成比をみると、売上不振(46.6%)が相変わらず最大のウエイトを占め、次いで高利金融(12.8%)、コスト高・採算悪化等(8.8%)の順であった。

4.業種別

件数の業種別構成比をみると、建設業(31.2%)が最大のウエイトを占め、次いで製造業(23.0%)、小売業(17.5%)の順であった。

注.
平成11年12月に「中小企業基本法」が改正され、「中小企業者の範囲」が変更されたのに伴い、平成12年4月から「資本金別件数」は、同法に準拠して変更した。
なお、統計表関係についても必要に応じて注記してあるので留意されたい。

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 木佐森、木村 Tel 03-5252-3778

次回(平成14年2月中)の発表予定日:平成14年3月18日(月)