全国法人取引停止処分者の負債状況

    平成15年12月中

    1.件数

    12月中の全国における法人の取引停止処分者件数は、604件、前年同月比28.5%減(前年同月は845件、8.8%減)となり、17か月連続で前年同月を下回った。

    2.負債金額

    負債金額は、1,313億円、前年同月比17.9%減(前年同月は1,599億円、22.1%減)となり、17か月連続で前年同月を下回った。

    また、1件あたりの負債金額は2億17百万円(前年同月は1億89百万円)であった。

    3.原因別

    件数の原因別構成比をみると、売上不振(48.8%)が相変わらず最大のウエイトを占め、次いで高利金融(11.5%)、コスト高・採算悪化等(9.1%)の順であった。

    4.業種別

    業種別件数の構成比をみると、建設業(33.3%)が最大のウエイトを占め、次いで製造業(20.5%)、小売業(17.4%)、卸売業(10.4%)の順であった。

     

    平成15年中

    1.件数

    平成15年中の全国における法人の取引停止処分者件数は、8,189件、前年比23.7%減(前年は10,730件、8.2%減)で3年連続で前年を下回った。

    2.負債金額

    負債金額は、1兆6,262億円、前年比38.8%減(前年は2兆6,552億円、3.0%増)であった。

    また、1件あたりの負債金額は1億98百万円(前年は2億47百万円)となった。

    なお、負債金額10億円以上の大口の法人は265件、5,436億円(前年は397件、1兆1,237億円)となり、前年比でみると、件数は33.2%減、負債金額は51.6%減となった。

    3.原因別

    件数の原因別構成比をみると、売上不振(48.0%)が最大のウエイトを占め、次いで高利金融(11.2%)、コスト高・採算悪化等(9.8%)の順であった。

    4.業種別

    業種別件数の構成比をみると、建設業(33.8%)が最大のウエイトを占め、次いで製造業(19.7%)、小売業(16.6%)、卸売業 (11.8%)の順となった。

    なお、業種別件数を前年比でみると、いずれの業種においても減少している。

    照会先

    本件に関する照会先:金融調査部 木佐森、加藤 Tel 03-5252-3778

    次回(平成16年1月中)の発表予定日:平成16年2月17日(火)