全国法人取引停止処分者の負債状況

    平成16年12月中

    1.件数

    12月中の全国における法人の取引停止処分者件数は、517件、前年同月比14.4%減(前年同月は604件、28.5%減)となり、29か月連続で前年同月を下回った。

    2.負債金額

    負債金額は、882億円、前年同月比32.8%減(前年同月は1,313億円、17.9%減)となり、8か月連続で前年同月を下回った。

    また、1件あたりの負債金額は1億70百万円(前年同月は2億17百万円)であった。

    3.原因別

    件数の原因別構成比をみると、売上不振(44.4%)が相変わらず最大のウエイトを占め、次いで高利金融(10.9%)、コスト高・採算悪化等(9.4%)の順であった。

    4.業種別

    件数の業種別構成比をみると、建設業(32.1%)が最大のウエイトを占め、次いで製造業(19.0%)、小売業(18.8%)の順であった。

     

    平成16年中

    1.件数

    平成16年中の全国における法人の取引停止処分者件数は、6,374件(平成2年中の5,292件以来の低い件数)、前年比22.2%減(前年は8,189件、23.7%減)で4年連続で前年を下回った。

    2.負債金額

    負債金額は、1兆2,675億円、前年比22.1%減(前年は1兆6,262億円、38.8%減)であった。

    また、1件あたりの負債金額は1億98百万円(前年は1億98百万円)となった。

    なお、負債金額10億円以上の大口の法人は171件、4,121億円(前年は265件、5,436億円)となり、前年比でみると、件数は35.5%減、負債金額は24.2%減となった。

    3.原因別

    件数の原因別構成比をみると、売上不振(47.3%)が最大のウエイトを占め、次いで高利金融(10.2%)、コスト高・採算悪化等(10.1%)の順であった。

    4.業種別

    件数の業種別構成比をみると、建設業(34.2%)が最大のウエイトを占め、次いで製造業(18.9%)、小売業(17.3%)の順であった。

    照会先

    本件に関する照会先:金融調査部 加藤 Tel 03-5252-3778

    次回(平成17年1月中)の発表日:平成17年2月17日(木)予定