全国法人取引停止処分者の負債状況

    平成17年3月中

    1.件数

    3月中の全国における法人の取引停止処分者件数は、495件、前年同月比16.2%減(前年同月は591件、同26.7%減)となり、32か月連続で前年同月を下回った。

    2.負債金額

    負債金額は、745億円、前年同月比37.5%減(前年同月は1,194億円、同24.3%減)となり、11か月連続で前年同月を下回った。

    また、1件あたりの負債金額は1億50百万円(前年同月は2億2百万円)であった。

    3.原因別

    件数の原因別構成比をみると、売上不振(46.0%)が相変わらず最大のウエイトを占め、次いでコスト高・採算悪化等(11.7%)、高利金融(10.0%)の順であった。

    4.業種別

    業種別件数の構成比をみると、建設業(36.0%)が最大のウエイトを占め、次いで製造業(19.0%)、卸売業(12.3%)の順であった。

     

    平成16年度中

    1.件数

    平成16年度中の全国における法人の取引停止処分者件数は、6,034件、前年度比21.1%減(前年度は7,643件、24.4%減)と4年連続で前年度を下回った。

    2.負債金額

    負債金額は、1兆1,655億円、前年度比23.5%減(前年度は1兆5,226億円、30.9%減)となり、4年連続で前年度を下回った。

    また、1件あたりの負債金額は1億93百万円(前年度は1億99百万円)となり、6年連続で前年度を下回った。

    なお、負債金額10億円以上の大口の法人は、146件(前年度は251件)となり、前年度比でみると、41.8%減となった。

    3.原因別

    件数の原因別構成比をみると、売上不振(47.1%)が最大のウエイトを占め、次いで高利金融(10.5%)、コスト高・採算悪化等(10.1%)の順であった。

    4.業種別

    業種別件数の構成比をみると、建設業(35.1%)が最大のウエイトを占め、次いで製造業(18.4%)、小売業(16.9%)の順となった。

    なお、業種別件数を前年度比でみると、いずれの業種においても減少している。

    照会先

    本件に関する照会先:金融調査部 加藤 Tel 03-5252-3778

    次回(平成17年4月中)の発表日:平成17年5月17日(火)予定