全国法人取引停止処分者の負債状況

    平成17年12月中

    1.件数

    12月中の全国における法人の取引停止処分者件数は、441件、前年同月比14.7%減(前年同月は517件、同14.4%減)となり、前年同月を下回った。

    2.負債金額

    負債金額は、843億円、前年同月比4.4%減(前年同月は882億円、同32.8%減)となり、前年同月を下回った。
    また、1件あたりの負債金額は1億91百万円(前年同月は1億70百万円)となった。

    3.原因別

    件数の原因別構成比をみると、売上不振(43.9%)が相変わらず最大のウエイトを占め、次いで高利金融(10.9%)、コスト高・採算悪化等(9.1%)の順であった。

    4.業種別

    件数の業種別構成比をみると、建設業(35.1%)が最大のウエイトを占め、次いで製造業(18.4%)、小売業(16.8%)の順であった。

     

    平成17年中

    1.件数

    平成17年中の全国における法人の取引停止処分者件数は、5,489件(平成2年中の5,292件以来の低い件数)、前年比13.9%減(前年は6,374件、22.2%減)で5年連続で前年を下回った。

    2.負債金額

    負債金額は、1兆34億円、前年比20.8%減(前年は1兆2,675億円、22.1%減)であった。

    また、1件あたりの負債金額は1億82百万円(前年は1億98百万円)となった。

    なお、負債金額10億円以上の大口の法人は、139件(前年は171件)となり、前年比でみると、18.7%減となった。

    3.原因別

    件数の原因別構成比をみると、売上不振(46.3%)が最大のウエイトを占め、次いで高利金融(10.7%)、コスト高・採算悪化等(10.3%)の順であった。

    4.業種別

    件数の業種別構成比をみると、建設業(29.1%)が最大のウエイトを占め、次いで製造業(24.9%)、小売業(17.2%)の順であった。

    照会先

    本件に関する照会先:金融調査部 加藤 Tel 03-5252-3778

    次回(平成18年1月中)の発表日:平成18年2月17日(金)予定