平成19年11月中

1.件数

11月中の全国における法人の取引停止処分者件数は、411件、前年同月比2.8％増（前年同月は400件、同9.3％減）となり、前年同月を若干上回った。

2.負債金額

負債金額は、914億円、前年同月比27.1％増（前年同月は648億円、同25.7％減）となり、前年同月を上回った。（注）

また、1件あたりの負債金額は2億22百万円（前年同月は1億62百万円）となった。

3.原因別

件数の原因別構成比をみると、売上不振（46.3％）が相変わらず最大のウエイトを占め、次いでコスト高・採算悪化等（11.7％）、高利金融（6.5％）の順であった。

4.業種別

 件数の業種別構成比をみると、建設業（37.2％）が最大のウエイトを占め、次いで製造業（14.6％）、卸売業（14.4％）および小売業（14.4％）の順であった。

（注）

負債金額不明で資本金が確認できるものについては、平成19年4月から、従来の「資本金の12倍」を変更し、「資本金の17倍」を負債金額とみなして算出しております。なお、前年同月比は、平成18年度の負債金額を遡及修正して算出しております。

本件に関する照会先：金融調査部　平井　Tel.03-5252-3778

次回（平成19年12月中・平成19年中）の発表日：平成20年1月17日（木）予定