平成21年3月中・20年度中

（平成21年4月17日発表）

3月中の全国における法人の取引停止処分者件数は、492件、前年同月比3.6％増（前年同月は475件、同3.1％減）となり、前年同月を上回った。

負債金額は、1,591億円、前年同月比17.3％増（前年同月は1,357億円、同29.6％増）となり、前年同月を上回った。

また、1件あたりの負債金額は3億23百万円（前年同月は2億85百万円）であった。

件数の原因別構成比をみると、売上不振（53.2％）が最大のウエイトを占め、次いでコスト高・採算悪化等（13.4％）、売上金回収困難（5.4％）の順であった。

件数の業種別構成比をみると、製造業（27.6％）が最大のウエイトを占め、次いで建設業（25.4％）、小売業（13.6％）の順であった。

平成20年度中の全国における法人の取引停止処分者件数は、5,740件、前年度比9.2％増（前年度は5,255件、1.1％減）となり、前年度を上回った。

負債金額は、1兆5,898億円、前年度比29.3％増（前年度は1兆2,299億円、12.2％増）となり、前年度を上回った。

また、1件あたりの負債金額は2億76百万円（前年度は2億34百万円）となった。

なお、負債金額10億円以上の大口の法人は、231件（前年度は186件）となり、前年度比でみると、24.2％増となった。

件数の原因別構成比をみると、売上不振（50.7％）が最大のウエイトを占め、次いでコスト高・採算悪化等（14.0％）、売上金回収困難（6.2％）の順であった。

件数の業種別構成比をみると、建設業（34.0％）が最大のウエイトを占め、次いで製造業（20.5％）、小売業（14.2％）の順となった。

計数表・グラフ [130 KB]

推移表 [109 KB]

本件に関する照会先：金融調査部　天野、昆　Tel.03-5252-3778

次回（平成21年4月中）の発表日：平成21年5月18日（月）予定