平成23年11月30日

「証券化市場の動向調査~2011年度上半期の発行動向~」の公表について

日本証券業協会
一般社団法人全国銀行協会

 本日、日本証券業協会及び一般社団法人全国銀行協会では、標記の調査を別添のとおり公表致しました(日本証券業協会ホームページにも掲載しております)。

 本調査は、日本証券業協会及び一般社団法人全国銀行協会が毎月実施している「証券化市場の動向調査」を、我が国証券化市場における情報インフラ整備の一環として、2011年度上半期(2011年4月~9月)における発行分について集計し、取り纏めたものです。

 今回の調査の概要は以下のとおりです。

  1. 2011年度上半期における証券化商品の発行動向をみると、金額は、住宅金融支援機構債券が半期ベースで過去最大の発行額となったことを主因に、調査開始(2004年度)以来最小であった前年同期を大幅に上回った(1兆9,123億円<前年同期比+61%>)が、件数は、引き続き前年同期を下回り、調査開始以来、最小となった(48件<同▲11%>)。
  2. 2011年度上半期における証券化商品の発行金額(合計1兆9,123億円<前年同期比+61%>)を「裏付資産」別にみると、「RMBS」(1兆5,064億円<同+81%>)が、住宅金融支援機構債券の発行額が過去最大となったことから、増加したほか、「CMBS」(563億円<同+309%>)、「売掛金・商業手形」(320億円<同+185%>)、「リース」(240億円<同+3%>)及び「その他」(2,300億円<同+92%>)も増加した。一方、「ショッピング・クレジット」(612億円<同▲57%>)及び「CDO」(25億円<同▲80%>)は減少した。「消費者ローン」の発行はなかった。

以上

本件に関する照会先:
日本証券業協会 自主規制3部 橋口、青山 Tel.03-3667-8516
一般社団法人全国銀行協会 金融調査部 井出野、昆 Tel.03-5252-3778