平成24年5月31日

「証券化市場の動向調査~2011年度の発行動向~」の公表について

日本証券業協会
一般社団法人全国銀行協会

 本日、日本証券業協会及び一般社団法人全国銀行協会では、標記の調査を別添のとおり公表致しました(日本証券業協会ホームページにも掲載しております)。

 本調査は、日本証券業協会及び一般社団法人全国銀行協会が毎月実施している「証券化市場の動向調査」を、我が国証券化市場における情報インフラ整備の一環として、2011年度(2011年4月~2012年3月)における発行分について集計し、取り纏めたものです。

 今回の調査の概要は以下のとおりです。

  1. 2011年度における証券化商品の発行動向をみると、金額は、住宅金融支援機構債券の発行金額が過去最大となったことを主因に、5年ぶりに前年度を上回った(3兆4,063億円<前年度比+31%>)が、件数は、引き続き前年度を下回り、調査開始(2004年度)以来、最小となった(91件<同▲15%>)。
  2. 2011年度における証券化商品の発行金額を「裏付資産」別にみると、「RMBS」が、住宅金融支援機構債券の発行金額が過去最大となったことなどから5年ぶりに増加したほか、「CMBS」が4年ぶり、「リース」も6年ぶりに増加した。さらに、「売掛金・商業手形」が2年連続、「その他」が3年連続で増加した。一方、「ショッピング・クレジット」と「消費者ローン」は3年連続、「CDO」は4年連続で減少した。
    以上の結果、発行金額の「裏付資産」別の構成比は、「RMBS」が76%と、調査開始以来、最も高くなった。
 RMBSCMBSCDOリース消費者
ローン
ショッピング・
クレジット
売掛金・
商業手形
その他合計
発行金額
(億円)
25,8061,8501259696701,6347092,30034,063
前年度比
(%)
+33+236▲64+125▲18▲41+63+92+31
構成比
(%)
765032527100
(参考)
発行件数
2373511729691

以上

本件に関する照会先:
日本証券業協会 自主規制3部 橋口、柴田 Tel.03-3667-8516
一般社団法人全国銀行協会 金融調査部 平井、昆 Tel.03-5252-3778