全銀協TIBOR

 全銀協TIBOR※1 は、短期金融市場※2 におけるインターバンク(銀行間)市場の取引(午前11時時点)の実勢を反映した金利指標です。企業向けの貸出や住宅ローン等の基準金利として広く利用されており、日本の短期金融市場の活性化に役立っています。

一般社団法人全銀協TIBOR運営機関※3 が公表するTIBORの概要(2025年8月現在)

  日本円TIBOR
対象となる市場 本邦無担保コール市場
(銀行等の金融機関が短期的な資金の過不足を調整するために、無担保で資金取引を行う市場。)
公表レートの種類 午前11時時点における市場実勢を反映した5種類のレート(1週間物、1か月物、3か月物、6か月物および12か月物)を毎営業日公表。
TIBORの算出方法 全銀協TIBOR運営機関が選定した金融機関から市場実勢レートの報告を受け、上位・下位各2金融機関のレートを除外し、残りのレートを単純平均して算出。
指定金融機関数 15
付利ベース 365日
公表開始年月 1995年11月
※1
TIBOR(タイボー)は、Tokyo InterBank Offered Rateの略称であり、現在は日本円TIBORを公表しています。
※2
一般に1年以内の資金取引を行う市場を短期金融市場と呼びます。この短期金融市場は、銀行などの金融機関を主な参加者とするインターバンク(銀行間)市場と一般の事業法人が参加できるオープン市場に区分されます。
※3
2014年4月から、全国銀行協会より全銀協TIBORの算出・公表に関する業務の移管を受けた全銀協TIBOR運営機関が公表しています。