生徒の感想 

  • 「借金がなくなり幸せな人生」
     40~50歳代は転職や退職のこと、老後の生き方など考えておかなければならない年代だとわかりました。年齢が上がるにつれて給料も上がり、20~30歳代に使っていたお金の使い道とは違うこともわかりました。常に先を見据えてお金の使い道や家計について考えておく必要があると思いました。
  • 「景気に左右されまくった人生」
     40〜50歳代で様々な決断やアクシデントがありました。今回の授業を通して、自分がどんな職業に就いたとしても色々なアクシデントに見舞われるかもしれないので、自分の決断に責任を持って、生活の管理を怠らないようにしたいです。
  • 「喜びも悲しみも半々の人生」
     様々なアクシデントがあったけれど、結果的には50歳代で30~40歳代よりも借金が減り、思い出ポイントも他の班よりも多かったのでよかったです。自分が実際に人生を歩むときには、絶対に今回のような危険な道は歩まないと思うし、改めて自分の生き方についてお金を通して考えることができました。
  • 「借金を子供たちに背負わせてしまった人生」
     今回の人生では60歳で退職した時点で借金1,550万円となってしまいました。問題点は、配偶者と子どもの年間支出だったと思います。自分の収入が家族の支出でほとんどなくなってしまいました。自分が実際に大人になって生活をする際には、しっかりと節約した生活を心がけたいです。思い出ポイントもあまり多くなかったので、自分たちの楽しみについても使うときには使い、節約すべきときは節約するというメリハリをつけたお金の使い道をしていきたいと思いました。

先生の感想

 生徒たちは自分たちの思うように人生がいかないことを「生活設計・マネープランゲーム」を通じて感じとってくれたのではないかと思います。
 勤労に対する給料が全て自分の収入にならないことは授業で知識としては分かっていましたが、実際に税や社会保険料を差し引いた額を見て、唖然としていた班もあり、実体験ではないものの疑似体験で十分に理解できたのではないでしょうか。
 また人生にはお金にまつわる様々な決断があり、結婚・出産やマイホーム購入などで大きく自分の人生が変わり、お金の使い道も変化することも感じ取れたと思います。ゲーム感覚もあり、生徒たちの反応も良く、なおかつ人生を歩みながら実際にどうすればいいのかと班のメンバーとしっかりディスカッションして選択していたのが印象的でした。