平成13年3月20日

全国銀行協会
会長 西川善文

「全銀協 ICキャッシュカード標準仕様」の制定について

全国銀行協会(会長 西川 善文(住友銀行頭取))は、本日開催の理事会において、従来の「全銀協 ICカード標準仕様」(昭和63年2月制定、平成9年4月改訂)を全面的に改訂し、新たに「全銀協 ICキャッシュカード標準仕様」を制定しました。

今般の標準仕様は、日本国内で発行され国内外の広い環境で使用されるICキャッシュカードの金融機関間の相互運用性を確保するとともに、ICカード、関連機器、システムベンダー等の開発コストの低廉化を図り、ひいてはセキュリティ・顧客利便に優れたICカードの普及を期待して制定したものです。

具体的には、キャッシュカード業務その他日本国内において行われるキャッシュカード関連業務(オンラインデビット・オフラインデビット(電子財布・電子マネー)・クレジットカード・ローンカード等)を、金融取引用ICカード分野の国際的なデファクト・スタンダードであるEMV仕様()に準拠して、1枚のICカード・ATM等の端末上で実現するために必要な仕様について記述しています。

このうち、第1編の業務仕様では、ICキャッシュカードを用いて行いうる業務の内容、ユーザー要求を示し、第2編の技術仕様では、本業務仕様を国内金融ネットワーク環境下で実施するために必要な技術的要件を示しています( 詳細は、別添の『全銀協ICキャッシュカード標準仕様-要約版-』をご覧ください )。

なお、この標準仕様は、今後のICキャッシュカードの利用状況やセキュリティ関連技術の発展、さらには金融機関のビジネスの動向などの諸動向に応じて、5年以内に必要な見直しを行う予定です。

また、全銀協では、今後、ICキャッシュカード発行のための関連運用体制整備として、ICカードおよびATM等の端末の認定制度やICカード発行金融機関のためのルートCA(認証局)の運営について具体的に検討を行うこととしております。

  • EMV仕様とは、クレジットカードの3大ブランドであるEuropay International、MasterCard International、Visa Internationalの共同制定による金融取引用ICカード関連仕様のことです。

【本件照会先】業務部 増田、大坪、小林 ?03-5252-3764・4310・3765

別添資料:「全銀協 ICキャッシュカード標準仕様」の制定について