2001年10月25日

各 位

全国銀行協会
日本クレジットカード協会
(社)日本クレジット産業協会
(社)全国信販協会
(社)全国貸金業協会連合会

消費者信用関係五団体による
多重債務者等発生防止のための消費者啓発活動について

  1. 複数の金融機関・クレジット会社・消費者金融専門業者から、自己の返済能力を超えるクレジットや消費者ローンを利用し、返済が困難となる多重債務者、さらには自己破産に陥る消費者の数は増加傾向にあり、業界として積極的に対応策を講ずるべきと思料しております。
  2. 全国銀行協会、日本クレジットカード協会、(社)日本クレジット産業協会、(社)全国信販協会、(社)全国貸金業協会連合会、の五団体では、金融庁および経済産業省の協力を得て、平成4年2月に消費者信用関係団体懇談会を設置し、各団体が実施している「多重債務防止のための消費者啓発活動」について情報交換を行うとともに、共同して取り組むべき対策について種々協議を重ねているところであります。
  3. 五団体では、消費者の方々にクレジットや消費者ローンを正しく利用していただくための留意点等について、より一層のご理解を深めていただくための啓発・広報活動を全国的に推進しており、本年度も引き続き、11月に「消費者信用関係団体共同キャンペーン」を実施することといたしました。
  4. 各団体では、別紙1の五団体共同キャンペーンのロゴマークを入れた消費者啓発ポスター・パンフレット・リーフレットあるいは新聞・雑誌の広告等により、啓発・広報活動を実施いたします。
  5. 各団体の消費者啓発共同キャンペーンの活動内容は別紙2のとおりですが、ポスター等は、関係会員企業等のほか、全国の消費生活センター、各都道府県の消費者行政窓口にも掲示等協力方をお願いし、周知に努めることにしております。

 

(本件の問合せ先)
全国銀行協会電話 5252-3805業務部岡本
日本クレジットカード協会電話 5563-6521事務局江口
(社)日本クレジット産業協会 電話 3359-0411会員部西内
(社)全国信販協会電話 5296-2971会員企画業務部伊藤
(社)全国貸金業協会連合会電話 3452-8171業務課横山

以上

(別紙1)

五団体共同キャンペーンのロゴマーク

(別紙2)

消費者啓発共同キャンペ-ンの活動内容

全国銀行協会

ポスターの掲出(別添参照)

多重債務防止啓発に係わるポスターを、11月から来年3月までの間、全国の銀行の店頭に掲出するとともに、消費生活センター等に配布する(約2万枚)。

この他にも、同様の図柄のポスターが、信用金庫・信用組合・農業協同組合・漁業協同組合・労働金庫等の店頭にも掲出される(約3万枚)。

日本クレジットカード協会

多重債務防止啓発ポスターの作成

作成部数

6,000部

配布先

1,600ヵ所(大学・短大、区・市役所、消費生活センター、会員会社、など)

各社会員情報誌による啓発

多重債務防止啓発ポスターを掲戟(11月号を予定)し、カードホルダーへの啓発を図る。

ホームページ上での啓発

ホームページ上で、カードの正しい使い方、使い過ぎの防止について啓発する。

社団法人 日本クレジット産業協会

啓発ポスターの作成、配布

サイズ

A2判

内容

「うさぎとかめ」をキャラクターとしてデザインしたもので、『クレジットのご利用は無理なく計画的に』を呼びかける。

作成部数

7,000部

配布先

会員企業 約850社、地方自治体の消費者相談窓口・消費生活センター等 約450ヶ所、全国の大学・短期大学 約1,250ヶ所

社団法人 全国信販協会

「クレジットカード利用控ホルダー」の配布

クレジットカード売上票の保管と、後日送付される請求書との金額の確認、安易に放置された売上票データからの第三者による不正使用防止を目的に、一昨年より作成している「クレジットカード利用控えホルダー」のデザインを一新し、「今月はいくら?」と、月々の支払額について認識してもらうようメッセージをつけ作成、全国の書店より配布する。

作成部数

120,000部

配布先

書店(各都道府県)封入により、100,000部配布

社団法人 全国貸金業協会連合会

ポスターの作成、配布

サイズ

A2判

内容

「紹介屋」、「整理屋」の被害にあわないよう注意を促す。

作成部数

35,000部

配布先

各都道府県貸金業協会会員業者の店舗及び消費者行政窓口等

雑誌広告

違法金利業者、紹介屋、整理屋など悪質業者の被害にあわないよう、注意を促す広告を11月中旬より週刊誌5誌に掲載する。

以上

(別添)

(全国銀行協会作成のポスター)