平成14年9月 4日

各 位

全国銀行協会
会長 寺西 正司

「決済機能の安定確保のための方策について」に対するコメント

短期間で集中的な議論を行い、報告書をとりまとめられた委員の方々のご努力に敬意を表したい。

決済システムはわが国経済にとって重要なインフラであり、決済機能の安定確保が強く求められていることはいうまでもない。今回の提言を銀行界としても重く受け止めるところである。

今般、安全な決済手段として「決済用預金」という概念が新しく打ち出されたわけであるが、新制度の導入に際しては、預金者の皆様の新預金への切り替え事務、金融機関におけるシステム開発・事務対応等、社会的コストが発生することとなる。限られた時間の中で、混乱を招くことなく対応できるかどうかについては懸念なしとしない。

今後、新制度の導入が正式に決定されることとなれば、官・民双方の取り組みにより、預金者の混乱回避、社会的コストの極小化に努めていくことが重要となると考える。

なお決済機能の安定確保のためには、当然のことながら民間金融機関の経営健全化を図ることが何よりも重要であり、引き続き預金者、市場の信頼確保のための努力を重ねてまいる所存である。