平成14年12月23日

各 位

全国銀行協会

チェック・トランケーション導入に関する見直しについて

全国銀行協会(会長 寺西正司 UFJ銀行 頭取)では、手形交換業務へのチェック・トランケーション導入の基本方針を平成14年3月の理事会において決定し、本年度はその基本方針に沿って具体的な検討を行なってまいりました。

しかしながら、その検討の過程において、手形・小切手以外に交換所で交換される債券や利札などの証券をチェック・トランケーションに取込むことは困難なため、事務が二元化すること、また、全金融機関が一斉にチェック・トランケーション制度に参加することを目指すため他の金融機関に代理交換を委託する枠組みが複雑にならざるを得ないなど、費用対効果、合理化効果等の見通しに疑問があることが明らかになってきました。  また、決済手段の多様化などにより手形交換枚数が逓減傾向にあり、その動向を注視する必要があるほか、金融界を取り巻く投資環境も一段と厳しくなるなか、より優先すべき新たな投資案件もでてきております。  こうした状況等を踏まえ、チェック・トランケーション導入に向けた検討を継続することは適当ではないとの考え方から、下記のとおり決定しました。

チェック・トランケーション導入に関する検討は凍結する。

なお、手形交換業務の合理化は金融界全体で取組むべき重要な課題であることから、今後とも関係部会において、顧客サービスの向上を図るべく必要に応じて検討を行なうこととする。

【本件照会先】事務システム部 山本 電話03-5252-3801

  • チェック・トランケーションとは、手形・小切手の現物の提示は行なわずに、手形・小切手を受入銀行に留め置いたままで、当該手形等の振出人の口座番号や金額等のデータのみを受入銀行から支払銀行に通信手段を用いて伝送することにより手形・小切手決済を処理することと、一般的に定義される。