2003年10月26日

各 位

全国銀行協会
日本クレジットカード協会
(社)日本クレジット産業協会
(社)全 国 信 販 協 会
(社)全国貸金業協会連合会

消費者信用関係五団体による
多重債務者等発生防止のための消費者啓発活動について

  1. 複数の金融機関・クレジット会社・消費者金融専門業者から、自己の返済能力を超えるクレジットや消費者ローンを利用し、返済が困難となる多重債務者、さらには自己破産に陥る消費者の数は増加傾向にあり、業界として積極的に対応策を講ずるべきと思料しております。
  2. 全国銀行協会、日本クレジットカード協会、(社)日本クレジット産業協会、(社)全国信販協会、(社)全国貸金業協会連合会、の五団体では、金融庁および経済産業省の協力を得て、平成4年2月に消費者信用関係団体懇談会を設置し、各団体が実施している「多重債務防止のための消費者啓発活動」について情報交換を行うとともに、共同して取り組むべき対策について種々協議を重ねているところであります。
  3. 五団体では、消費者の方々にクレジットや消費者ローンを正しく利用していただくための留意点等について、より一層のご理解を深めていただくための啓発・広報活動を全国的に推進しており、本年度も引き続き、11月に「消費者信用関係団体共同キャンペーン」を実施することといたしました。
  4. 各団体では、別紙1の五団体共同キャンペーンのロゴマークを入れた消費者啓発ポスター・パンフレット・リーフレットあるいは新聞・雑誌の広告等により、啓発・広報活動を実施いたします。
  5. 各団体の消費者啓発共同キャンペーンの活動内容は別紙2のとおりですが、ポスター等は、関係会員企業等のほか、全国の消費生活センター、各都道府県の消費者行政窓口にも掲示等協力方をお願いし、周知に努めることにしております。

 

(本件の問合せ先)
全国銀行協会電話 03-5252-3826業務部佐野
日本クレジットカード協会電話 03-5563-6521事務局中野
(社)日本クレジット産業協会電話 03-3359-0411会員部田嶋
(社)全 国 信 販 協 会電話 03-5296-2971会員企画業務部伊藤
(社)全国貸金業協会連合会電話 03-3452-8171業務課

(別紙1)

(別紙2)

消費者啓発共同キャンペ-ンの活動内容

全国銀行協会

ポスターの掲出
多重債務防止啓発に係わるポスターを、11月から来年3月までの間、全国の銀行の店頭に掲出するとともに、消費生活センター等に配布する(約1万6千枚)。
この他にも、同様の図柄のポスターが、信用金庫・信用組合・農業協同組合・漁業協同組合・労働金庫等の店頭にも掲出される(約2万7千枚)。

日本クレジットカード協会

社団法人日本クレジット産業協会

啓発ポスターの作成、配布
今年度は社団法人日本クレジット産業協会と日本クレジットカード協会が共同で作成することとし、日本クレジット産業協会が啓発展開する『クレジットのご利用は無理なく計画的に』を統一標語として、消費者に計画的で正しいクレジットの利用を促すことを目的とした内容とする。

作成部数

7,000部

配布先

会員企業約800社の他、地方自治体の消費者相談窓口や消費生活センター等約500ヶ所、全国の大学や短期大学約1,300ヶ所

社団法人 全国信販協会

ブックカバー」の配布
「あなたの好みで診断 どのイヌが好き?」をテーマに、数種類の犬等の好みにより金銭感覚(クレジット感度)を把握してもらうことを目的としたブックカバーを作成、全国の主要書店より配布する。

作成部数

200,000部

配布先

全国の主要書店

社団法人 全国貸金業協会連合会

消費者啓発用カレンダーの制作、頒布
貸金業規正法改正のきっかけともなったヤミ金による被害激増に鑑み、消費者への注意喚起が今後も必要不可欠であると考え、来年の干支「サル」をキャラクターとした消費者啓発用カレンダーを制作した。

作成部数

35,000部

配布先

各都道府県貸金業協会を通じて、会員店舗の他、行政・警察署・弁護士会・消費生活センター等

スポーツ紙及び週刊誌への啓発広告の掲載

ヤミ金の被害が激増し深刻な社会問題となっており、被害の未然防止を図る観点から、スポーツ紙及び週刊誌に啓発広告(計42回)を4月初めから10月下旬にかけて掲載した。