平成16年3月31日

全国銀行協会
会長 三木 繁光

銀行の保険窓販に係る「金融審議会第二部会報告」について

本日、金融審議会第二部会において、「銀行等による保険販売規制の見直し」に関する報告が了承され、公表された。「報告書」において、全面解禁の考え方が示されたことは、顧客ニーズの充足や競争促進による市場活性化などの観点から国民経済的にも大変意義のあることと評価している。

ただ、「圧力販売につながるような融資先に対する保険販売を禁止」するとの方向性が示されたことは洵に遺憾である。圧力販売は法令に違反する行為であり、私どもとしても厳格に対応しているところである。また、そもそも金融機関間の競争が厳しくなるなかで、融資先企業との力関係も大きく変わっており、指摘されているような圧力販売の実態はない。本措置は必要な弊害防止措置を越えた過剰規制といわざるを得ず、お取引先企業からみても融資取引があるだけで、銀行から保険販売サービスを受けられないということでは納得がいかないのではないかと思う。加えて、実務的にも現行の「構成員契約規制」のような違和感のある手続きをお客様に加重に強いることになりかねない。販売を禁止する融資先企業の範囲については最小限に止めると共に、実務的にも十分配慮した対応を是非ともお願いしたい。

また、「報告書」では全面解禁の時期について、「遅くとも本報告後3年後」とされているが、私どもは、13年4月以降、保険窓販の経験を積んできており、販売体制の整備までに1年以上かかることはない。時代や経済の流れがこれだけ速くなっているなかで、「3年後」では余りに遅い。「報告書」では併せて「本報告後例えば1年後から段階的に行うこととし」との方針が打ち出されているが、保障性商品の解禁は可能な限り早期かつ前倒しでお願いしたい。