平成20年10月 1日

全国銀行協会
会長 杉山 清次

政策金融の新体制への移行にあたって

 本日、政策金融の新体制への移行が実施され、政策金融機関が株式会社日本政策金融公庫に統合されるとともに、株式会社日本政策投資銀行及び株式会社商工組合中央金庫が民営化されました。

 私どもはこれまで、政策金融改革にあたって、今日的な目で政策金融の機能を見直すとともに、民間にできることは民間に委ね、政策金融としての役割は必要最小限の規模と手法に限定することが重要であると主張して参りましたが、そのための大きな一歩が踏み出されたと考えております。
 今後は、新体制における政策金融の業務内容について、「民業補完の徹底」の観点から政策目的との整合性や民間が対応可能な領域の拡大等を踏まえた不断の見直しが行われるよう、実効性のある枠組みが構築されることが求められます。また、民営化された機関と民間金融機関とのイコールフッティングが確保されることも重要と考えております。

 内外の経済環境が厳しさを増す中、わが国金融市場が利用者のニーズに応え競争力を強化させていくためには、民間金融機関と政策金融の双方がそれぞれの役割を適切に果たしていく必要があり、私ども民間金融機関としても、引き続き円滑な金融機能の発揮に努めて参る所存です。