2011年3月14日

全国銀行協会
会長 奥 正之

東日本大震災

「計画停電(輪番停電)」への対応について

 この度、発生した「東北地方太平洋沖地震」においては、東北地方を中心として広い範囲で大きな被害が生じており、お亡くなりになられた方々に対して衷心よりお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々には、心からお見舞いを申し上げます。

 現在、国を挙げて、電力の安定供給確保に向けて全力で取り組んでいるなか、昨日、東京電力株式会社より、いわゆる「計画停電(輪番停電)」の措置が発表されました。全国銀行協会及び会員銀行としましては、停電が発生した場合においても、自家発電設備等の活用により、銀行業務を平常どおり継続すべく、最大限努力して参ります。

 しかしながら、停電中及びその前後の時間を含めて、取引の安全性確保の観点から、一時休業等の対応を取らざるを得ない支店/営業拠点もあるものと思われます。かかる事態が発生した場合には、各行がお客さまに本支店やATMの一時休業状況等を店頭の掲示等を通じて速やかにお伝えするよう努めて参りますので、ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。

 また、振込等の資金決済等に関し、停電地域の事情等によっては、リアルタイムでお取引ができない可能性もございます。お客さまにおかれては、特に時限性の高いお振込み等については、極力前倒しでお手続きくださいますよう、お願い申し上げます。

 お客さまには大変ご不便をおかけすることとなりますが、当協会及び会員銀行としても、節電対策に積極的に取り組んで参りますので、何卒、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

 一日も早い被災者の方々の心の平穏の回復と被災地の復旧を心よりお祈り申し上げます。