2011年12月27日

一般社団法人全国銀行協会
会長 永易 克典

中小企業金融円滑化法の期限延長について

 本日、中小企業金融円滑化法の期限延長に関する大臣談話が発表されました。
 今回発表された金融円滑化法の1年延長は、政府において、「金融規律」と「金融円滑化」のバランスをお考えになられた結果と認識しております。今後、1年間の延長期間にソフトランディングに向けた方策を官民で力を合わせ、確りと検討して参ります。
 そもそも、金融円滑化は金融機関の本来業務であり、法の有無にかかわらず、恒常的に果たすべき重要な社会的役割の一つであると認識しております。私ども金融界としては、従来同様、コンサルティング機能を発揮し、お客さまの経営改善をサポートしていく姿勢に変わりはございません。
 全国銀行協会は、11月17日に「企業の資金需要や貸し付け条件変更等のお申出に真摯に対応していく」ことについて会員各行に申し合わせを行っており、会員各行は、金融の円滑化について、引き続き適切に対応して参ります。