2016年9月16日

各 位

金融調査研究会

金融調査研究会報告書について(金融調査研究会)

 金融調査研究会(座長:清水啓典一橋大学名誉教授)の第1研究グループ(主査:清水啓典一橋大学名誉教授)と第2研究グループ(主査:井堀利宏政策研究大学院大学教授)は、今般、報告書を取りまとめました(本文は別紙参照)。

 当研究会は、平成27年度において、「現代的な『金融業』のあり方~顧客価値を創造する金融業の拡大~」(第1研究グループ)および「金融セクターに対する課税のあり方」(第2研究グループ)を研究テーマとして取りあげ、検討を行いました。その成果は、本年3月に提言として取りまとめ、事務局である一般社団法人全国銀行協会(以下「全銀協」という。)のウェブサイトに掲載しております。
 本報告書は、同提言に加え、研究会の各メンバーが執筆した研究論文を収録し、上記テーマについて各方面から論じたものです。研究会の各メンバーの責任で執筆されたものであり、執筆者の所属する機関の意見を反映したものでも、また、全銀協の意見を表明したものでもありません。
 本報告書が、関係各方面における議論の活性化に多少とも資すれば幸いです。

【本件照会先】
金融調査研究会事務局
〒100-8216 東京都千代田区丸の内1-3-1
一般社団法人全国銀行協会
企画部金融調査室 大峰、田出、野澤 Tel.03-5252-3784

 

別紙

 

「現代的な『金融業』のあり方~顧客価値を創造する金融業の拡大~」
(第1研究グループ)

はしがき

 

現代的な「金融業」のあり方~顧客価値を創造する金融業の拡大~

 

第1章 フィンテックと金融サービスの顧客価値

(清水啓典 一橋大学名誉教授)

 

第2章 決済手段としてのフィンテック通貨

(小川英治 一橋大学大学院商学研究科教授)

 

第3章 金融とIT技術

(前多康男 慶應義塾大学経済学部教授)

 

第4章 クラウドレンディングの潜在力

(小倉義明 早稲田大学政治経済学術院教授)

 

第5章 貨幣間競争下の銀行規制のあり方

(長田健 埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授)

 

 

「金融セクターに対する課税のあり方」(第2研究グループ)

はしがき

 

第1章 金融セクターに対する課税のあり方

 

第2章 金融危機後の金融関連税制:アップデート

(國枝繁樹 一橋大学国際・公共政策大学院准教授)

 

第3章 金融取引税をめぐるEUの議論状況と法的課題

(吉村政穂 一橋大学大学院国際企業戦略研究科准教授)

 

第4章 英国の銀行課税の経験から得られる銀行税制のあり方への知見

(青山慶二 早稲田大学大学院会計研究科教授)

 

第5章 銀行に対する課税の観点からみた外形標準課税

(土居丈朗 慶應義塾大学経済学部教授)

 

(※ 肩書きは平成28年3月現在)

以上