2016年10月21日

各 位

一般社団法人全国銀行協会

「オープンAPIのあり方に関する検討会」の設置について

 今般、別紙をメンバーとする「オープンAPIのあり方に関する検討会」を設置(事務局は当協会)いたしましたので、お知らせいたします。
 本検討会は、金融審議会・決済業務等の高度化に関するワーキング・グループ報告(平成27年12月)において、金融・ITイノベーションに向けた新たな取組みとして、「セキュリティ等の観点から、オープンAPIのあり方を検討」することが提言されたことを踏まえ設置するものです。今後、11月初旬を目途に初回会合を開催し、状況を踏まえ、論点毎の段階的な取りまとめを行いつつ、本年度内を目途に報告書全体の取りまとめを行う予定です。

  1. 目的
     近年、金融機関とFinTech企業等との連携を通じた金融サービスの高度化に向けたツールとして、銀行システムへの接続仕様を外部事業者等に公開する“オープンAPI”への注目が高まっています。わが国銀行界においても、現在、多数の銀行がオープンAPIの活用可能性について検討を開始しているところです。
     諸外国においては、英国“Open Banking Standard”をはじめ、API仕様の標準化に関する検討、APIの活用を促進していくうえでの課題への対応、利用者保護を図りつつ、オープンAPIを推進していくために必要な法整備について、官民連携した取り組みが進展しています。
     こうした状況を踏まえ、本検討会では、わが国金融サービスの高度化、利用者利便性の向上等を実現するためのオープンAPI活用促進に向けた、官民連携のイニシアティブの取りまとめを行います。

  2. オープンAPIのあり方に関する検討会名簿
     別紙のとおり。

  3. その他
     状況を踏まえ、論点毎の段階的な取りまとめを行いつつ、本年度内を目途に報告書全体を取りまとめ、公表予定。

【照会先】
オープンAPIのあり方に関する検討会事務局
一般社団法人全国銀行協会 事務・決済システム部
Tel.03-5252-3782

別添資料:「オープンAPIのあり方に関する検討会」の設置について