2017年7月13日

各 位

一般社団法人全国銀行協会

オープンAPIのあり方に関する検討会報告書について

 今般、「オープンAPIのあり方に関する検討会」(事務局:一般社団法人全国銀行協会)において、別添のとおり、「オープンAPIのあり方に関する検討会報告書」(以下「報告書」という。)が取りまとめられました。

 オープンAPIは、他の事業者等とのオープンネットワーク上でのセキュアなデータ連携を可能とする技術であり、単なるデータ連携上の意義を超えて、他の事業者等と金融機関が協働して、それぞれの保有する情報やサービスを組み合わせ、あるいはお互いの知恵を絞り、オープン・イノベーションを実現していくためのキー・テクノロジーの一つと位置づけられます。金融分野におけるオープンAPIは、世界的にも試行錯誤フェーズにあり、考え方の整理が必要な論点が多いものの、オープンAPIを通じて実現される協業・連携型のイノベーションは、わが国のカルチャーとの親和性も高く、世界をリードできる分野です。

 報告書では、お客さま、FinTech企業、金融機関のWin-Win-Winの関係の下、わが国の金融サービスの高度化、利用者利便性等の向上を実現するためのオープンAPIの活用促進に向けた官民連携のイニシアティブが取りまとめられています。

 なお、報告書の別紙「銀行分野のオープンAPIに係る電文仕様標準について」※は、FinTechサービスにおいて使用される基本的な項目やデータについて、定義の一貫性を確保し、接続相手方において加工、集計/統合を容易化するとともに、利用者の誤認を防止し、もってオープン・イノベーションが醸成されやすい環境の実現を後押しすることを目的に、今般取りまとめが行われたものですので申し添えます。

※平成30年12月27日に「銀行分野のオープンAPIに係る電文仕様標準について(第2版)」を公表いたしましたので、そちらをご利用ください。

【本件照会先】
オープンAPIのあり方に関する検討会事務局
一般社団法人全国銀行協会 事務・決済システム部
Tel.03-6262-6679