2019年6月13日

各 位

一般社団法人全国銀行協会

電子交換所の設立について

 一般社団法人全国銀行協会(会長:髙島誠 三井住友銀行頭取)は、本日開催の理事会において、3年後(令和4年)を目途に「電子交換所」を設立することを決定いたしました。

 現在、金融機関は、お客さまから取立てを依頼された手形・小切手について、各地の「手形交換所」を通じて交換し、決済を行っていますが、「電子交換所」の設立により、手形・小切手のイメージデータの送受信によって決済が可能となります(別添参照)。
 これにより、金融機関は手形・小切手を搬送する必要がなくなり、業務効率化を図ることができるほか、搬送が不要となることで災害等による影響を軽減することが期待できます。

 当協会は、昨年度の「手形・小切手機能の電子化に関する検討会」における検討結果を踏まえ、「全面的な電子化を視野に入れつつ、5年間で全国手形交換枚数の約6割を電子的な方法(手形は電子記録債権、小切手はEBによる振込)に移行すること」を中間的な目標として取組みを行っており、電子交換所の設立は、かかる取組みを踏まえて今後減少していく手形・小切手に係る業務処理の効率化を図るものです。
 今後、当協会では、手形・小切手機能の電子化および交換業務の電子化の両面から、生産性向上に取り組んで参ります。

【照会先】
事務・決済システム部 Tel:03-6262-6684

別添資料:電子交換所の設立について