2022年4月27日

一般社団法人全国銀行協会

ISO20022対応に係るpain(Payments Initiation)入力に関する参考例について

 外国送金依頼で多くの金融機関が利用しているスイフトの電文フォーマットについて、2023年3月から、現行の固定長形式のMT(Message Type)に加え、XML(Extensible Markup Language)形式のISO20022の利用を開始することが予定されており、2025年11月以降は、ISO20022の利用が必須となる旨の方針をスイフトが公表しています。
 ISO20022の利用により電文の情報量が大幅に増え、また、これまで以上に情報が細分化されます。これに伴い、金融機関が顧客企業から情報を受領し、スイフト電文に転記し送信する、海外送金に係る一連のやり取りにおいて、顧客企業と金融機関間の情報の授受に際し、新たなフォーマットが導入されることが想定されます。
 これは、顧客企業と金融機関間の情報の授受に際し主に使われている全銀フォーマットとISO20022はその構造が大きく異なるため、ISO20022における細分化された情報を全銀フォーマットで表現できないためです。
 このような状況を踏まえ、今般、主に顧客企業と金融機関間の情報の授受に際し、グローバルに利用されているISO20022フォーマットの一つであるpain.001(注)について、入力に関する参考例を作成しましたので、お知らせいたします。
 なお、本参考例は一例にとどまるものであり、実際に、どのようなフォーマット、プロトコルを使用するのかについては、当事者間でご相談いただきますようお願い申しあげます。

(注)
pain.001の通信プロトコルについて、XML形式の特性上情報量が多いため、XML形式の利用に適した通信プロトコル(SFTP(SSH File Transfer Protocol)やSOAP(Simple Object Access Protocol)等)をご検討ください。

別添資料:ISO20022対応に係るpain(Payments Initiation)入力に関する参考例について