「金融犯罪撲滅推進月間」の設定について

　一般社団法人全国銀行協会（会長：福留朗裕　三井住友銀行頭取）は、本年12月を「金融犯罪撲滅推進月間（以下「推進月間」という。）」に設定いたします。
　警察当局の発表によりますと、2023年中の特殊詐欺の被害発生件数は19,038件と昨年度から増加し非常に高水準にあり、深刻な状況にあります。
　また、本年6月18日には、政府が「国民を詐欺から守るための総合対策」を策定する等、近年は振り込め詐欺だけでなくインターネット・バンキングの不正送金等、金融犯罪全般における被害未然防止に向けた啓発活動の重要性が高まっております。
　当協会はこうした状況を踏まえ、昨年までの「振り込め詐欺等撲滅強化推進期間」から名称変更のうえ推進月間を設定することとし、金融犯罪被害の未然防止に向けた活動を展開して参ります。
　施策内容は、当協会および一部の各地銀行協会が作成する年末防犯チラシ（別紙1）または当協会キャラクター「バンケンくん」を使用した啓発チラシ（別紙2）の全国の銀行店舗等での配布やデジタルサイネージ掲載により、活動を行います。
　このほか、推進月間外においても、日頃から様々な施策による注意喚起によりお客さまに注意を呼びかけるなど、金融犯罪の撲滅に向けた活動がより実効性の高いものとなるよう努めて参ります。