2025年6月19日

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一般社団法人全国銀行協会

貸金庫業務に関する監督指針の一部改正に伴う対応について

 一般社団法人全国銀行協会(会長:半沢淳一 三菱UFJ銀行頭取)は、金融庁による貸金庫業務に関する「主要行等向けの総合的な監督指針」および「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」(以下「監督指針」という。)の改正を踏まえ、貸金庫規定ひな型の改正および利用目的等の確認のための申告書の参考例の策定を実施しました。
 また、現金や危険物等が保管いただけないこと等をお客さまに周知するための業界共通の周知ツール(別紙)を、一般社団法人全国信用金庫協会、一般社団法人全国信用組合中央協会、一般社団法人全国労働金庫協会および金融庁と共同で作成しました。
 これらを参考に監督指針の改正を踏まえた対応を行うこと、ならびに、お客さまへ多くの影響があることから、十分かつ適切な周知期間を設け、丁寧な対応に努めることを、会員に通知しています。
 引き続き、お客さまに貸金庫を安心してご利用いただけるよう、会員の取組みを推進・サポートして参ります。お客さまにおかれましても、ご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。

<貸金庫規定ひな型の改正概要>

  • 格納できないものとして、現金その他のマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与等の不正利用の防止の観点からリスクの高いと考えられるもの、ならびに危険物や変質、腐敗のおそれがある等、貸金庫の通常の用法による保管に適さないものを明示
  • 格納品が規定の定める範囲を逸脱することがないかといった利用目的を、書面等で申し出ていただくことを追加


【ご参考】
〇リスクの高いと考えられるものの例
 現金(本邦通貨および外国通貨。金額の多寡を問わない)
〇リスクの高いと考えられるものに含まれないものの例
 記念通貨や現在発行されていない貨幣・紙幣(ただし、現在発行されている紙幣と肖像が同一であるものは除く)、金を含む貴金属や宝石

別添資料:貸金庫業務に関する監督指針の一部改正に伴う対応について