2025年6月19日

各 位

一般社団法人全国銀行協会

「中長期的な金融仲介の在り方検討WG」の設置について

 今般、当協会は、「中長期的な金融仲介の在り方検討WG」を下記のとおり設置しましたので、お知らせいたします。

 


 

  1. 背景・目的
     わが国では、高水準の企業収益に物価の上昇が加わり、過去30年間見られなかった規模で賃金が拡大する中で、企業は社会課題の解決と先々の成長を生み出す投資、家計は将来の豊かな生活を支える資産運用に積極的になりつつある。その一方で、グローバルには自由貿易の停滞や地政学リスクから来る不透明感が増しているほか、少子高齢化等の構造的な要因から来る成長への下押しにも対応していかなければならない。
     こうした課題を克服したうえで、足元の日本経済に生じつつある好ましい動きを加速させ、自律的・持続的な成長軌道に本格的に回帰させていくために、企業や家計の前向きな動きを後押しするリスクマネーの循環を活性化させていくことが必要である。
     銀行界として、マネーフローの要となる金融仲介を担う主要プレーヤーの一つとして、金融仲介のあるべき姿について検討し、政策提言を行っていくことが有益であり、中長期的にリスクマネーの循環を活性化していくためのあるべき金融仲介の構造・プレーヤー・制度等に関する政策提言を検討する場として、「中長期的な金融仲介の在り方検討WG」を設置する。
  2. 構成員
    (委員)
     座長:神田秀樹 東京大学名誉教授、有識者(法律、経済)、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、全国地方銀行協会、信託協会、第二地方銀行協会
    (オブザーバー)
      金融庁、経済産業省、日本銀行、生命保険協会、投資信託協会、日本証券業協会
    (事務局)
      全国銀行協会
  3. その他
     本WGの資料および議事要旨は、原則非公表とする。なお、議論の内容は報告書に取りまとめ、年度末に公表する。